Anthropic社の人工知能(AI)モデル「Mythos」は、米国政府の高度に機密性の高いコンピューターシステムにおける特定のセキュリティ脆弱性を発見するのに、わずか数時間しか要しなかったと、米政府当局者がAP通信に語った。
ただし、この短時間で悪用可能であったとは限らないと、同当局者は機密事項として匿名で述べた。
同当局者によれば、本テストは「Project Glasswing」と呼ばれる取り組みの一環で実施された。Anthropic社はMythosの一般公開を見送っている。
その代わり、未公開モデルへの初期アクセス権を50社超のテクノロジー企業に限定的に付与し、重要なソフトウエア脆弱性の特定と修正を促した。
バージニア州選出のマーク・ワーナー上院議員は、6月11日にこれらのテストについて言及した。上院銀行・住宅・都市問題委員会で発言した。
ワーナー氏は、この証言は国家安全保障局(NSA)及び米サイバーコマンドのジョシュア・ラッド将軍によるものと付け加えた。
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Mythosはすでに脆弱性発見で実績を持つ。英国のAISI(AIセキュリティ研究所)は、Mythos Previewを専門レベルのキャプチャ・ザ・フラッグ競技で評価した。同モデルは73%の課題解決に成功した。2025年4月以前にこの記録を超えたモデルは存在しなかった。
4月にはMozillaがこのAIモデルの成果として、Firefoxで271件の脆弱性を発見したと評価。ブラウザ開発元はFirefox 150でそれらを修正した。
Anthropic社は6月上旬にClaude Fable 5をリリースした。Mythosレベルの一般提供版として位置付け、新たな安全対策を追加した。
ただし、公開は短期間に終わった。6月12日に米政府は国家安全保障上の理由で輸出規制を発表した。これにより、同社はFable 5とMythos 5への全外国籍保有者のアクセス禁止を義務付けられた。
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