週末を迎え、アルトコイン3銘柄が過去最高値目前で取引されている。レイン(RAIN)、ハイパーリキッド(HYPE)、ADIはいずれも、あと一押しで過去最高値(ATH)を更新できる位置にある。
各トークンには異なる特徴がある。レインは小幅な調整の後、再び高値を試している。一方、HYPEとADIは深い調整から回復する動き。チャートの形状や強さは異なり、以下のテクニカル分析でその理由を解説する。
レインプロトコル(RAIN)は3銘柄の中で最も過去最高値に近い。トークンは0.0144ドル付近で推移し、5月27日に記録した過去最高値0.0148ドルから約2.4%下にある。
直近の調整は浅かった。価格は0.786リバースフィボナッチ水準を維持し、0.0125ドル付近で下げ止まって反発した。RAINは現在、これまでのレジスタンスゾーンへ再び挑戦している。
レジスタンスを明確に上抜ければ、最初のターゲットとして1.272フィボナッチ拡張線の0.0173ドル付近が意識される。次のターゲットは1.618拡張の0.020ドル付近となる。下値サポートとしては0.618リバースフィボナッチ水準の0.012ドル付近が想定される。
ファンダメンタルズ面でも追い風がある。レインは、2026年FIFAワールドカップ関連の新たな資金流入を背景に、予測市場のロックバリュー上位3位に新たに加わったことで、さらなる需要が見込まれる。この動きが記録更新の後押しとなりそうだ。
ハイパーリキッド(HYPE)は調整局面でも価格発見が続く。トークンは66.70ドル付近で推移し、6月16日に付けた過去最高値76.70ドルからは約13%下に位置する。
調整はこれまで0.236フィボナッチリトレースメント、63.66ドル近辺で下げ止まっている。続落の場合でも、0.382水準(55.40ドル付近)、および直近の高値圏(59.40ドル付近)が強いサポートとして機能する形だ。
さらなる下落があれば、上昇トレンドラインが重なる「ゴールデンポケット」42ドル台まで調整する可能性もある。この水準では買いが入りやすいだろう。
直近では出来高が減少し、RSIも中立圏まで下げてきたことから、勢いはやや落ち着いている。ただし、全体として上昇傾向を維持し、スポット型ハイパーリキッド商品への機関投資家需要も根強い。77ドル到達への上値余地は残されている。
ADIはこの3銘柄の中で最も爆発力がある。トークンは3.96ドル付近で推移し、4月3日の過去最高値4.55ドルから約13%下だが、回復の勢いが際立っている。
価格は0.618ゴールデンポケットの3.65ドル近辺まで調整し、しっかりと下値を維持した。その後は出来高も着実に増加し、投資家の買い意欲が強まっていることがうかがえる。
現在、0.382リトレースメント(4.00ドル付近)がレジスタンスとして立ちはだかる。この水準を日足で明確に抜ければ、過去最高値更新への道が開ける。RSIも買われ過ぎまでは到達しておらず、上昇余地が残る。
ファンダメンタルズも強い。ADIチェーンは機関投資家向けステーブルコインネットワークとしてメインネットを立ち上げた。さらに同チェーンのPredictstreetプラットフォームが2026年FIFAワールドカップ公式予測市場パートナーに認定された。
